レモンの親戚

写真の謎の物体

れっきとした柑橘類の果実です

バナナやタコさんウインナーみたいですけどね笑

仏手柑（ブッシュカン）という名前の通り

果実の先が指のようになっていて

その指の部分を合わせた様子が合掌に似ているためそう名付けられたと言われています

以前に遠くから見たことはありましたが

実際に手にとってみたのは今回が初めて

憧れの果実の1つでした

とある植物学者によれば

柑橘の木が最初に生まれたのは

アジアとオーストラリアが1つの大陸としてつながっていた約2千万年前のこと

マンダリン、ザボン、シトロンという3つの柑橘が自然発生したのだとか

他の柑橘類、例えばオレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライムなどは

全て前者3つの自然交雑によって生まれた交配種なのだそう

今回いただいた仏手柑はシトロンの変種

レモンの遺伝的特徴はシトロンから受け継いでいますので

仏手柑とレモンは親戚のような存在でしょうか

なので

レモンのようなすっきりした酸味と甘みのある爽やかな香りなのかな、と思い込んでいたのですが…

…　予想と全然ちがーう！

凄く表現が難しい香り

聖なる果実、幸福を招く香りと言われるにふさわしく

厳かで優しい、でもちゃんと主張する香り

強いて言うならスパイクナード精油が似ているかなと個人的には思っていますが

娘さんは金木犀の香りにちょっと似てると表現していました

本当に良い香りなので、まずは蒸留してみようと思います

精油が採れたらと思うとワクワクしますが、どうでしょうね

がんばってみます

愛媛県宇和島で柑橘農家をされている Mayumi Watanabe さん

貴重な果実をお送りいただきありがとうございました！

こころから感謝いたします

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